セルフカットをよく耳にするようになったのはコロナ禍で自粛期間中でしょうか、床屋、美容室関係が休業を余儀なくされた時にカットしてもらう側もどこへ行けばいいの?ということで困った末に辿り着いたのがセルフカットの道、そんな人も少なくないかもしれません。
ユーチューブなどが実践でわかりやすく解説している人が多いので、カットの仕方については動画を参考にしてもらった方がいいかもしれません。
ただバリカン選びについてはいまいち動画では情報収集が難しので、この記事でセルフカットに向いているバリカンを特集してみることにしました。
わたし自身もセルフカットを実践してみて、使っているバリカンも紹介していきたいと思います。
Contents
セルフカットのバリカンはアタッチメントで決める
バリカンの選び方で一番重要なのは何㎜までのアタッチメントがついているかにかかっています。
バリカンというと坊主のイメージが強いですが、ある程度のショートカットであれば長めのアタッチメントを使って自分でできてしまいます。
なにも坊主やソフトモヒカンだけが使い道ではないので、個人的にはアタッチメントの長いmm数が付属しているタイプをおすすめします。
よくあるバリカンのタイプだとアタッチメントが20㎜ぐらいまでが多いような気がしますが、これだと本当のショートカット(坊主に近いスタイル)しか対応できません。
坊主は似合うと思ってやってみて失敗するケースが多発するスタイルです。
よくあるオシャレ坊主は頭の形に左右されるので似合う人似合わない人がはっきりしてしまいます。
思い切って坊主にしてはみたものの、絶壁頭に失望して結局その一回のみ、というパターンも多いような気がします。
そうすると短いmm数しかカットできないタイプだと一回バリカンを使って押し入れにしまったままというオチになってしまうので、その後のいろんなタイプのショートカットに使えるアタッチメントがついているタイプ、これが必然的におススメということになってしまいます。
セルフカットのバリカン、メーカー選びも重要です
そしてバリカン選びの次のポイントがメーカー選び。
有名ブランドの信頼性と替刃などが長く手に入る状態にあるかということは重要になってきます。
有名ブランドと無名のメーカーとの価格の差というのもバリカンの場合、そこまでありません。
6千から7千円ぐらいが一番売れている価格帯、安い無名ブランドで3、4千円ぐらいでしょうか。
この差をケチって信頼のない無名メーカーを選ぶ選択肢はないと思います。
バリカン選びで変な個性を出す必要はなく、無難に有名メーカーを選ぶことをおススメします。
パナソニックのバリカン2つが第一候補
まずは安心のパナソニックのバリカンを2つ。
替刃などが長いこと手に入りやすい、ロングセラーでしょっちゅう型が変わるわけではなく、もし変わった場合でもマイナーチェンジで替刃自体は共通であったりすることの多いメーカーです。
なにより日本のブランドということで信頼度はNo.1です。
プロ仕様でもパナソニックを使う美容室は多いです。
パナソニック Panasonic ER511P-G
アタッチメントでいうと3㎜から80㎜まで対応している一番応用の利く幅の広さです。
スライドアタッチメント(50〜80mm用・4段切替)
スライドアタッチメント(10〜40mm用・4段切替)
刈り高さアタッチメント(3/6mm用)
刈り高さアタッチメント(9/12mm用)
刈り高さアタッチメント(15/18mm用)
スキ刈りアタッチメント
細かく言うと上のような仕様になっています。
また一番大きな特徴は髪の毛を吸引してくれ機能がついていること。
切った細かい毛が周りに飛び散ることなく掃除機のように吸引しながらカットしてくれるので床の掃除などが楽になります。
パナソニック Panasonic ER-GF81-S
こちらはアタッチメントが3㎜から70㎜の範囲になります。
刈り高さアタッチメント付(3・6mm用、9・12mm用、15・18mm用)、スライドアタッチメント、(20〜40mm用、50〜70mm用)、耳周り&ナチュラルアタッチメント付、スキ刈りアタッチメント付
上のER511P-Gとの違いは吸引機能がないので髪は普通に下に散らかります。
ただ充電式でコードがカットする時に邪魔になるER511P-Gよりは扱いやすく、水洗いもできるという違いがあります。
価格的には少しこちらの方が安いかもしれません。

バリカンで冒険するメリットはなし!
テスコムも日本のメーカーです
テスコムも美容系の商品で有名です。
ドライヤーなど量販店でも必ず目にすることは多いと思います。
バリカンもロングセラー商品なので安心できるとは思いますが、若干レビューではうまく切れないという声もあったりします。
パナソニックより1000から2000円ぐらい安めのイメージ、ここでケチるかはあなた次第。
テスコム TESCOM TC470-S
ダイヤル操作で1㎜から70㎜までカット可能。
フェードカットでこだわりたい人にはいいかもしれません。
充電式で見ず洗いOK。
坊主やベリーショートしかやらないという気合いの入った人向け
アタッチメントが70㎜や80㎜はいらない、俺は気合いの入った刈り上げしかしないという人には以下のバリカンをおススメします。
パナソニック Panasonic ER-GC74-S
1㎜から45㎜までをダイヤル式で変えていくタイプ。
単純にこのダイヤルが男心をくすぐるというだけですが、慣れないと長さを間違えてしまうので注意が必要です。
海外の無名ブランドのもので、ダイヤル式で長さを合わせても全く表示と違う長さになってしまうものもあるので、選ぶのであればこのパナソニックのものをおススメします。
フィリップス PHILIPS HC5690/17
フィリップスはオランダのメーカーで髭剃りではお馴染みです。
コーム無しでは0.5㎜、基本は3㎜から28㎜対応になっています。
充電式で水洗いOK。
海外メーカーは替刃などの調達が将来的に不安ではあります。
ブラウン BRAUN HC5030
紹介している中では一番価格が安いモデル。
3mmから35㎜対応で水洗い可。
サイドや襟足だけにしか使わない人にはこれだけでもいいかもしれません。
個人的にPanasonic ER511P-Gをご紹介
ER511P-Gは充電式ではなくACアダプターから電源をとるということと、アタッチメントが豊富についているので一式でみると結構な大きさになります。
欠点としては上の写真のように髪の毛が完全に取りきれないというところでしょうか。
掃除機のように吸引機能がついているので水洗いができないというデメリットがあります。
ただ今のご時世、一家にアルコール消毒は常備されていると思うので、それで拭いてあげることで清潔さはキープできると思います。

そしてACアダプターからの電源なので、コードレスではないというところ。
これがセルフカット、特に自分自身でやる時はちょっと邪魔になります。
ただ長い目でみれば充電式の電池切れのようなことは起こらないので、一番長く使えるタイプではあると思います。
80㎜までカットできるので男性のほとんどの髪型は網羅できるのではないでしょうか。
いきなり短くして失敗するリスクが減らせます。
ビビりなが徐々に短くしていけばまず失敗することはないと思います。

セルフカットのコツとしては、替刃の刃をとった状態で、電源も入れず、まずはしっかりと鏡を見ながらうまく頭皮に這わせることができるか、その練習をすればいいと思います。
特に自分の利き手とは逆の側、人によっては利き手だけを使って逆をやる人もいれば利き手とは逆の手を使う人、それぞれですが、鏡をみながらの動きが慣れるまでは難しいので電源を入れずに練習することをおススメします。

自分で髪を切ってみて思うのはこれもっと昔からやっておけば良かったという思い。
どれだけのお金を床屋や美容室に落としていたのかという気持ちになります。
刈り上げの場合はすぐに伸びてしまうので、自分でやれば2週間ぐらいですぐにすっきりできて短い見た目の良さを常にキープできるのでいいことしかありません。
唯一難しいのは利き手の逆側の耳の後ろ、ここをうまく刈れるようになることぐらい。
ハマると1週間ぐらいでまた切りたくなるので、逆に刈りすぎ注意になってしまうかもしれません。
とにかくセルフカット、おススメです。