テレビなどの大手メディアが完全スルーするなか、ネットで今一番熱いネタが木原誠二の妻の元夫をめぐる不審死事件です。
なぜかツイッターでは木原誠二という名前自体はトレンドにあがってこず、木原事件としてようやくトレンドとして認知されました。
こんな事件が本当におこるものなのか、推理小説でもこの展開はそうそうない、といったことで2023年7月27日発売の週刊文春は売り切れ必至とも言われています。
あまりに複雑怪奇なこの事件、当初犯人と言われていた木原誠二の妻であるX子ですが、ここにきて急展開で実はもう一人Zという存在が突然出てきました。
このZこそが夫殺しの真犯人ではという流れに今なっているのですが、この木原事件をおさらいし、わかりやすく解説していきたいと思います。
木原事件のおさらい、まずはわかりやすく解説
もとも木原誠二さんは愛人がいてその人との間に婚外子がいるといった、男女関係のネタで週刊誌を賑わせていました。
あのガーシーさんも木原さんのネタを持っていると息まいていまいしたが、7月になって急展開、木原さんをめぐる問題はそんなレベルの話ではなかったということに発展しています。
これまでの愛人ネタがおとりのエサのように、全てをふっとばす超ど級のスクープが待ち構えていたというのが今の状況。
この木原誠二の事件(正しくは妻のX子の元夫の不審死事件)は、週刊文春が国家に喧嘩を売る勢いで毎週にわたり展開しているわけですが、まず事件の概要をみていきたいと思います。
事件は2006年4月10日に起こった
この事件は2006年4月10日未明に、東京都文京区大塚の住宅街でおこったものです。
当時28歳の安田種雄さんが多量の血を流して自宅で亡くなっていたというもの。
登場人物は以下のとおり。
- X子ー安田種雄の当時の妻、現木原誠二の妻
- 安田種雄ー亡くなったX子の当時の夫
- YーX子の不倫相手、安田種雄とも面識あり
- 安田種雄の父ー第一発見者
- 佐藤誠ー警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係の警部補(2018年再捜査当時の担当)
- 木原誠二ー現在のX子の夫
- Zー真犯人と言われる人物
まずはそもそもの謎な点で、あまり誰も指摘しないところですが、第一発見者である安田種雄さんのお父さんは夜中の3時ぐらいに貸していた車をとりに大塚の息子の自宅を訪ね、そこで死んでいる種雄さんを発見したという点。
この疑問に答えてくれる父親側の主張はまだ出ていないかと思います。
息子さんは当時風俗店に勤めていたということなので(配管工という記述もあり)、夜型の生活をしていたからということなのかもしれませんし、事前にこの時間と決めていたのかもしれませんし、まだなぜわざわざ夜中の3時にいく必要があったのか、これはまだ記事内でもはっきりと説明されていない箇所になります。
以下文章で書くと複雑になっていくので箇条書きで事件を整理してみたいと思います。
- 安田種雄さんの父親が夜中に息子の家を訪ねる
- その自宅前には謎の車が路駐してあった
- 玄関に鍵はかかっておらず、呼び鈴をならすわけでもなく父親は家に入る
- 玄関には複数の靴があったように父親は記憶
- 家の二階にある居間で亡くなっている息子を発見
- 110番しようにも家の住所がわからなかったので、外の標識などで確認するため外に出る
- 110番したあと戻ってくると玄関の靴が先ほどより減っていると感じる
- 2006年当時の警察の見解は薬物をやりすぎての自殺
- 傷は首を正面からナイフのようなもので刺したもの
- 安田種雄さんの体内から致死量の覚醒剤が検出
- 2018年にコールドケースとして再捜査が始まる
- Yの新しい証言などもあり、捜査は佳境に入っていたところで突然の打ち切り
大まかに書くとこんな感じです。
そしてこの大筋の中にいろいろ不思議な点が浮かび上がってきます。
まず種雄さんをお父さんが発見した時、奥さんを子供は家にいたのだということ。
奥さんは取り調べには、隣の部屋で寝ていて朝起きたら夫が死んでいたと供述していたようです。
普通に疑問に思うことは、警察が来て他の部屋などは見なかったのか、その時お父さんはずっとその場にいたのではないか、その現場で後に奥さんや子供たちを目にしなかったのか、記事内ではお父さんは後になってその事実を知らされたような書き方になっているのが解せない点です。
そして2018年の再捜査でわかってきたことは、X子さんの浮気相手であったYさんもなんとこの現場に来ていたということ。
YさんはX子さんから、夫を殺してしまった旨の電話を受けて現場に駆けつけていたわけです。
車の移動履歴などがわかるNシステムを使って、どのルートで何時にどこを通ったということはナンバープレートの称号でわかるようになっていて、それで調べるとYさんが当日現場に行っていたことは明かなのだとか。
それで2018年当時、覚醒剤絡みで服役していたYさんのもとに捜査員が何十回も訪れていたそうです。
後にわかった追加点をまた箇条書きしていきます。
- 事件当時、X子は子供と一緒に家にいた
- 事件前日にX子はYのもとから連れ戻されていた
- Yも事件現場に行っていた(途中コンビニに寄り何故か手袋を購入)
- 種雄さんのお父さんが外で110番してる時に長い何かをもった不審者を目撃
- YはX子から種雄さんを殺したと聞かされる
事件の流れでいくとX子さんがこの不審死に関わっていることは間違いないと思うのですが、なぜか突然の捜査打ち切り。
これには現夫の木原誠二さんの政治的な圧力が関係しているのではと言われています。
なのでこの記事が出て即座に文春側を刑事告訴するとアナウンスしてきたわけです。
遂に第4弾で木原誠二氏の妻を取り調べた捜査官の実名告発をぶち込んできた文春。驚愕の証言と新事実に唖然。これだけの事があっても止まった捜査と、その事を告発する文春。捜査の行方が絶対で、おこぼれを貰う警察の広報機関たる記者クラブにはできない。ロス疑惑を彷彿 https://t.co/QgKcOhzpJK
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) July 26, 2023
テレビなど、このままスルーすることが出来るのでしょうか。
木原事件の真犯人はX子の○○!?元警察官、ボクサーが示唆するもの
文春の記事は何週にもわけられ、小出しにクライマックスへ向かっていく今世紀最大のスクープ感を出しています。
実際には3、4年前に沖田臥竜さんという作家(元極道)の方が、「迷宮」という本の中でこの事件に触れていたようですが、その時は今ほど注目を集めることはありませんでした。
そして最初の記事では、あたかも現木原誠二の妻X子さんが犯人のように導いていましたが、実は真犯人がいるという流れになっているのが最新のこの事件の全容です。
そこで登場するのがZという存在。
この人は現在地方都市で第二の人生を送る白髪の小柄な男性、若い時にはボクシングの経験があったのだとか。
記事内でははっきりと書いていませんが、各所に散りばめられた伏線を回収していくと、このZがX子のかなり近しい存在であることが見えてきます。
記事の流れ、Zの経歴などを考えると、誰でもZがX子とどういう関係の人物かは想像できるようになっています。
木原事件、すでにネット上に出回っているように、捜査中止は、木原氏の政治的圧力だけでなく、父親が警視庁警部だったというレベルではなく、犯人(今週『週刊文春』記事のZ氏)の可能性も。現職(公安部)がそうなら無理もない。その辺も、本日の記者会見では質問したい。https://t.co/jxJva1CxZt pic.twitter.com/pI6OyijG8F
— 山岡俊介 (@yama03024) July 28, 2023
このZ氏は元警視庁の警部だった人物で、今は退職して名古屋に住んでいるそうです。
文春はこの男性にも直撃し、なんとこの男性、事件当日現場に行ったことを認めています。
次の日には大塚署にも呼ばれて行っているのだとか。
そして、Yの証言からまた新しい事実として、X子の背中に返り血がついていたというものが出ています。
もしX子が刺したのであれば、正面に返り血をあびるはずですが何故か背中という不審な点。
また安田種雄さんは身長180㎝ぐらいの大きな男、そんな体格の人物に女性が肺にまで達する刺し傷を負わせることができるのでしょうか。
しかも現場に残っていたナイフは刺さったままではなく、足元に刃先に血もついていない状態で不自然においてあったそうです。
そして柄の部分には両面テープが巻かれて、これは誰かが意図的に第三者の指紋をそこにつけるためだったのではないかと推測がされています。
ユーチューブで詳細を解説する動画が次々と投稿されています。
ネット上に出回るX子とZの本名と画像
ネット上ではこのX子とZについて本名や画像まで出回っています。
X子さんはモデルやCDデビューなどもしていたということで容易に特定できたようです。
そしてZの方もフェイスブックなどで特定、警視庁での経歴、ボクシング経験など、全てが合致しているようです。
この流れでみると、安田種雄さんはもともとクスリもやっていて、その素行に悩まされていたX子さんは近しいZに相談していたのではないでしょうか。
彼女を思ってZが手を下したということなのかもしれません。
ただ浮気相手もクスリ中毒、そしてX子さん本人もあやしい(シンナー経験などについては言及あり)、登場人物全員ヤバい感じでどこを信用すればいいのかわからないのも事実。
しかもこの事件から十数時間後に居酒屋でYとX子は落ち合って、なぜかそこでにっこりピースした写真を残していたようです。
そのメンタルは常人に理解できる範疇を超えています。
木原事件、今後の流れ
そもそもの事件自体も凄まじいですが、そのX子が木原誠二と出会って結婚するという流れもまさにミステリー小説のような展開です。
2018年の捜査時の聴取には応じていたようですが、X子が犯行を自供することはありませんでした。
車の中での木原夫妻の会話が録画されて残っているようで、警官がいないところでの二人の会話は、俺が手を回しておいたから大丈夫といった生々しいもの。
最初の殺人事件プラス政治家の事件への圧力という二段階の疑惑を含んでいるわけです。
こういった詳細がどうやって出てきたかというと、当時の捜査一課の佐藤誠という人物が名前を出して告発したからです。
この方は今は引退しているようで、最初は取材にも消極的だったようですが、警視庁長官の「事件性はなかった」という発表に怒りをおぼえ、腹をくくったようです。
この後この佐藤誠さん本人が記者会見をするとも言われています。
はたして大手メディアが取り上げるまでに発展し、政権を揺るがすところまでいくのかどうか、まだまだ続報からも目が離せません。