鞘師里保(さやしりほ)さんは、モーニング娘。が最も注目を集めていた時に卒業を選び、外国で学ぶ道を選びました。
本場ニューヨークでのダンス留学です。
留学を終えて芸能界に復帰後は、歌やダンス以外に女優としても活躍、2022年からはNHK高校講座の英語コミュニケーション1にも出演し、得意の英語を活かしています。
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今でも時折ニューヨークには足を運んでいるようですね。
それでは実際、鞘師さんの英語力はどの程度のものなのか、この記事では、本人の談話などを中心にさぐっていきたいと思います。
鞘師里保さんの英語力
鞘師里保さんの英語力を表す指標として、彼女のTOEICでの820点という点数が参考になるかと思います。
かなりの高得点ですが、何を基準とすればいいのかを補足しておきます。
大体730点から860点の間がコミュニケーションに問題ないといわれるレベルBぐらいの判定なので、鞘師さんも海外で生活するには支障がないところまでいっているかと思われます。
社会人で英語を継続して勉強している人、外語大学を出た人ぐらいのレベルといっていいかもしれません。
企業で海外に赴任する人を決める際の基準に十分達している点数なので、その高さがわかると思います。
TOEICは990点満点で、900点以上がネイティブレベルと言われているので、800点台は第二言語として習得した人の中では申し分ない結果として扱われます。
また一番ポピュラーな英検でいえば、準1級に合格できるレベルということになります。
鞘師里保さんが語るニューヨークでの生活
モーニング娘。の不動のエースと称された鞘師里保さんは、2015年に突如として卒業を発表し、海外で英語とダンスを学ぶために日本を出発しました。
それはかっこいい話ですが、当時彼女はまだ17歳で、多くの人が心配していたといいます。
本人も中学の頃は、仕事が優先で英語の成績は非常に低かったと認めています。
どこにbe動詞をいれたらいいのかもわからないぐらいだったそうです。
2014年のニューヨークでの公演後に握手会があり、アメリカのファンが簡単な英語で話してくれたのに、鞘師さんは"Thank you."ぐらいしか言えず、それがとても恥ずかしかったそうです。
舞台でも英語のスピーチを事前に準備していたそうですが、本番では頭が真っ白になってすべて飛んでしまうという失態も経験しました。
いつか英語で自分の思いを伝えられるようになりたいと思ったきっかがニューヨーク公演での出来事だったんですね。
鞘師さんは13歳になる年に正式にモーニング娘。に加入、アクターズスクール広島での活動でいえば、6歳のころから活動していたわけです。
早すぎたスターダムの道で、いろいろ考えてしまうこともあったようです。
17歳になる頃に、鞘師さんは自分にはもっと体験すべきことがあるのではないかと思い始め、今のままで大人になるのは嫌だと感じ、環境を変えたいと思ったと彼女は話しています。
英語とダンス、両方を全力で学ぶため選んだニューヨーク
鞘師里保さんは、ただ留学するだけではなく、英語とダンスを本気で学びたかったと言います。
そこで最初に語学学校でしっかりと英語力をつけた後、ダンススクールに入学するという方法を選びました。
この決断は後に大きな成功をもたらしたと彼女は語っています。
英語ができなくてもダンスは学べたでしょうが、英語をしっかり学んだ自分に自信を持つことが、ダンススクールでの成功の秘訣になったと語ります。
未経験のダンススタイルでも、英語で詳しく質問できたから、ダンスのスキルも向上したのだそうです。
ただ、留学初めの3~4ヶ月は、英語が理解できないという壁にぶちあったと言います。
一日中誰とも話さない日もあり、すごく孤独を感じていたそうです。
日本にいる家族や友達と毎晩SNSで話せたのが救いで、インターネットが普及している今の時代に留学できて、本当に良かったと振り返ります。
元々、鞘師さんは人見知りで、日本にいた頃も、積極的に質問するタイプではなかったとのこと。
英語だとさらに質問が難しく、偽って理解したふりをして、それが原因で周りに迷惑をかけたこともあったと鞘師さんは言います。
日本を出て自分を変えたいと思っていたのに、何も変わらないと感じ、それが彼女の心に重くのしかかっていたのではないでしょうか。
わからないことがあれば何度でも質問すればいい、いや、質問しなければならないと途中から吹っ切れた自分がいたようですね。
鞘師里保さんの英語上達法
鞘師里保さんは、よく使うフレーズをメモして、積極的に使うことが重要と語ります。
よく使う英語のフレーズをノートにまとめていたそうです。
「もう一度言ってください」や「〇〇へはどう行くのですか」、「その言葉の意味は?」などといった表現です。
事前にフレーズを準備しておくと、すぐに質問できるようになると気づき、特に“What does it mean?”は何度も使った言葉なのだそうです。
数ヶ月後には、考える時間がなくてもすぐに言葉が出てくるようになり、その結果、語学学校での人間関係も広がったのだとか。
周囲の人が積極的に話しかけてくれるので、人見知りする暇がないくらいだったそう。
サウジアラビア出身の友達とは、お互いの言語を教え合い、アラビア語が舌を巻く発音が多いこともこの時学んだようです。
彼女も日本語を教えたということで、教室でのコミュニケーションはバッチリとれていたのではないでしょうか。
鞘師さんは英語力を維持するために、アメリカのニュースやYouTubeの英語の動画をよく見ているのだとか。
英語に自信がないと焦ってしまい、結果として言葉が出てこなくなることがあるわけですが、英語で話す際に重視しているのは、自分自身のペースを保つことだそうです。
事前に「ゆっくり話してください」と伝えると、双方にとって楽しい時間が過ごせるポイントなんだとか。
このようなコミュニケーションの重要性は、日本語でも同じで、それに気づいたのは、鞘師さんがラジオ番組でゲストを招いたときに気づいたことだそうです。
番組では、普段会えないミュージシャンや俳優をゲストに来ますが、もっとその人のことを知りたいという姿勢で話すことで、相手も心を開き、理解が深まると感じるのだそう。
留学前は、人とのコミュニケーションが得意ではなかった鞘師さんですが、留学を通じて、英語だけでなく人としっかりとコミュニケーションを取る重要性を身に染みて感じたのでしょう。
一方、日本に帰ってからは、英語を使う機会が減ってきて、自分の英語力をどうやって保つか、自分なりの方法を探している最中ということです。
語彙力を増やすなど、英語の勉強は継続中のようです。
今朝の鞘師里保先生
NHK高校講座 英語コミュニケーションⅠ
海外の文化や社会について考えてみよう
The U.S.
I want to enjoy a American music festival. pic.twitter.com/kWwsPcm7st— ShinOneMetal 真空壱多老🦊🌸👹1️⃣5️⃣1️⃣8️⃣ (@shinonetaro) March 14, 2023
高校講座に出演しながら、自分も学んでいるのかと思います。
鞘師里保(さやし りほ)のプロフィールをおさらい
名前:鞘師里保(さやし りほ)
出生日: 1998年5月28日
血液型: AB型
出身地: 日本・広島県東広島市
ジャンル: J-POP
職業: 歌手
活動期間: 2010年 - 2015年、2019年 -
レーベル: zetima(2011年 - 2015年)、Savo-r(2021年 - )
事務所: アップフロントプロモーション(2011年 - 2018年)、フリーランス(2018年 - 2020年)、ジャパン・ミュージックエンターテインメント(2020年 - )
キャリア:
元モーニング娘。(9期)およびハロー!プロジェクトの元メンバー。
2015年12月31日にモーニング娘。を卒業。
2018年にアップフロントプロモーションとの契約を終了。
2019年に芸能活動を再開し、ジャパン・ミュージックエンターテインメントに所属。
ソロ活動:
2021年8月4日に自主レーベル「Savo-r」を設立し、ソロ初EP『DAYBREAK』をリリース。
2022年11月16日に3rd EP「UNISON」をリリース。
その他:
特技はけん玉と習字。
TOEICスコアは820点。
お笑いが好きで、一人でルミネtheよしもとに行くこともある。
鞘師里保の英語力に関するまとめ
鞘師里保さんの英語力ですが、実際かなり高いということが調べてみてわかりました。
若くしてアイドルのトップに上り詰め、17歳で単身留学することを決意した行動力には頭が下がります。
厳しい芸能界でも勝ち残ったメンタルの強さも、彼女が英語を習得していった背景にあるのではないでしょうか。
そして日本に帰ってきてからも活動の場を広げ、英語に関してもさらに貪欲に学ぼうという姿勢がみてとれます。
日本での女優のキャリアが積みあがった時には、ハリウッドへの挑戦も視野にあるのかと勝手に想像してしまいます。
才能にあふれた鞘師里保さんの今後の活動からますます目が離せないかと思います。