みなさんは平良達郎（たいらたつろう）という名前を聞いたことがあるでしょうか。
格闘技に興味のない人にとっては聞いたことのない名前かもしれません。
ただ今後この平良達郎という名前は全国になる可能性を秘めています。
なぜ今、平良達郎に注目が集まっているのか、彼の経歴なども含め平良達郎って誰？何者？という人のために記事にまとめていきたいと思います。
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似ているというのとは少し違うかもしれませんが、面構えが若い時のイチローさんに似ていないでしょうか。
なにかを成し遂げてくれそうな大物の雰囲気をすでに漂わせている感じがします。
平良達郎って誰？何者？
平良達郎さんを簡単に説明すれば、総合格闘家、修斗という団体を主戦場に闘っていて、ここ最近はアメリカのUFCにも進出し活躍の場を広げています。
修斗においては現在世界フライ級の王者で、三角絞めで2021年に福田龍彌を倒してこのタイトルを手にしています。
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平良達郎選手のプロフィール
生年月日：平成12年（2000）年1月27日（22歳）
出身地：沖縄県那覇市
身長：170㎝
体重：56.7㎏
血液型：A型
リーチ：177.8㎝
所属ジム：Theパラエストラ沖縄
平良達郎の何が凄いのか？経歴や戦績は？
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修斗は初代タイガーマスクである佐山聡さんが1984年に開いたタイガージムをルーツに持つ総合格闘技の中では歴史のある団体です。
階級も様々ですし、過去にも現在でもたくさんのチャンピオンがいるわけですが、なぜ今、平良達郎が注目されているのでしょうか。
それは彼がアマチュア時代も含めて負けがないということ。
そして現在総合格闘技の最高峰と言われているUFCでも2連勝と負けなし、ひょっとすると日本人初のUFCチャンピオンが誕生するのではと期待がかかっているのです。
過去には山本“KID”徳郁さんや須藤元気さん、宇野薫さんなど日本では最強クラスの人がUFCに挑んでいますがチャンピオンという座にはついていません。
堀口恭司さんが最近の強い選手として挑戦していますが、フライ級で3位が最高、デメトリアス・ジョンソンとのタイトルマッチまでこぎつけましたが惜しくも5Rに 腕ひしぎ十字固めで敗れています。
それも2015年のことなのでもう7年前の話になります。
女性でも日本人格闘家がチャレンジしていますがチャンピオンは出ておらず、このUFCの壁は日本人にとって悲願といってもいいくらいに高いものになっています。
そして2022年になって俄然期待が高まってきたのが平良選手です。
UFC2戦目となるCJ・ベルガラ戦でも2Ｒ腕ひしぎ十字固め勝利を決め、プロ12戦12勝という連勝記録も伸ばしています（内判定は3回だけ）。
プロデビューは2018年になる平良達郎さんですが、アマチュアとしては2016年、弱冠16歳でデビューを果たしてして、アマチュアでも11連勝しています。
キックボクシングの試合にも1試合出ていてこれも勝っているので、全て合わせると都合24連勝中ということになります。
ただ勝っているというだけでなく、その内容がいいということで格闘技界の次のスーパースター候補として名前があがっているというわけです。
💰ファイトボーナス💰
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト💪😤💵平良達郎
💵ジョナサン・マルチネス#UFCVegas62 pic.twitter.com/vJAEjkV7Yw— UFC Japan (@ufc_jp) October 16, 2022
先日のCJ・ベルガラ戦ですが、平良選手がPerformance of the nightに選ばれています。
平良達郎の経歴をおさらい
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平良達郎選手は、2000年1月27日生まれの日本の男性総合格闘家で、沖縄県那覇市出身です。
彼はTheパラエストラ沖縄に所属しており、元修斗世界フライ級王者として知られています。
彼の来歴を見ると、小学校3年生から野球を始めましたが、中学校の部活で区切りをつけたとのこと。
高校1年生の時から、兄の影響でキックボクシングを学び、総合格闘技のトレーニングを積みました。
2017年にはアマチュア修斗10戦10勝の戦績でプロに昇格、その後2018年にプロデビューを果たし、多くの試合で勝利を収めてきました。
2021年7月4日には、修斗世界フライ級タイトルマッチで王者の福田龍彌に挑戦し、勝利して王座を獲得しました。
そして、2022年にはUFCと契約を結び、UFCでの試合も行っています。
彼はまた、YouTubeでの活動も行っており、2021年4月からチャンネルを開設しています。
現在、彼のチャンネルには1万人以上の登録者がおり、総再生回数も50万回以上となっています。
平良達郎選手は、その実力と魅力で多くのファンから支持を受けている格闘家として、今後も注目される存在となっています。
平良達郎選手のプロフィールを深掘り
平良選手は小学3年生から中学まで野球をしていて、セカンド、サード、ショートのポジションを守っていました。
守備に自信はありましたが、チーム内で特に上手いわけではなかったとのこと。
小学生の頃はプロ野球選手になりたいと思っていて、巨人の坂本勇人選手を憧れの選手としていましたが、中学で野球を終え、高校では別のことを始めたいと思いました。
学校の体力テストの成績は特にずば抜けてはいなかったようですが、良い方ではあったそうです。
平良さんは中学で野球を辞めた後、高校では何か部活をしたいと考え、色々な部活を試しました。
特にバスケットボールに興味を持ちましたが、高校がバスケットボールの強豪校であったため、初心者としては難しいと感じ断念。
ダンス部なども試しましたが、合うものが見つからなかった時、お兄さんから格闘技ジムに誘われました。
彼はK-1のファンで、特にマーク・ハントVSジェロム・レ・バンナの試合を好んでおり、その影響で平良さんもK-1の試合をYouTubeで見るようになったそうです。
お兄さんはキックボクシングを学んでいて、最初の3ヶ月は彼と一緒にキックボクシングのクラスだけに通いましたが、お兄さんの勧めもあって総合格闘技の寝技クラスにも参加するようになり、その面白さに魅了されていったということのようです。
平良さんは中学の時に友達とプロレスごっこをしていたので、もともと寝技には興味がありました。
寝技クラスに通うようになり、実際に抵抗する相手に寝技が極まることや、多彩なバリエーションに魅力を感じ、特に腕十字が得意だったとのこと。
師匠の松根良太さんは「Theパラエストラ沖縄」の主宰で、彼の指導がなければ格闘技を続けていなかったと本人は語っています。
松根さんは初心者にも分かりやすく寝技を教えてくれ、成功率が高い信頼できる技を伝授してくれたそうで、特に上のポジションからの攻め方や基礎的な技術を彼から学んだようですね。
中学時代には野球の指導者が怖かったそうですが、松根さんは怒鳴ることはなく、理解しやすく寝技を教えてくれたそうです。
松根さんから教わった寝技の基礎は試合で役立っているとのことで、特にバックチョークのセット方法などがうまく機能していると平良さんが言います。
松根さんには試合前の不安を相談したこともあり、彼から自身の経験を教えてもらうなどメンタル面でも平良さんを支えています。
また、タイトルマッチ前に松根さんが坊主になるエピソードがあり、それが試合の勝利と感動的な瞬間に繋がっています。
試合後、スポンサーへの配慮を忘れず、背中のTシャツを見せるようにしていたそうですが、少しほっこりするエピソードです。
平良達郎さんが高校2年の時、ジムの先輩たちがプロ昇格を目指してアマチュア修斗の大会に出場し、翌年には5名がプロに昇格しました。
その様子を見て、彼もアマチュア修斗に挑戦しプロを目指すようになりました。
2017年にはアマチュア修斗の大会で優勝し、プロに昇格、2018年にプロデビューを果たしました。
デビュー戦では緊張を感じつつも、ローキックの痛さを実感、その試合ではローキックは、蹴る側も痛みを感じることがあるという経験をしました。
普段の趣味は『NETFLIX』でアニメを観ることで、特に『NARUTO』や『ONE PIECE』を好んで観ているそうです。
最近はお兄さんから『進撃の巨人』や『DEATH NOTE』を勧められ、夢中になって観ているとのこと。
お兄さんには昔はいじめれていたので苦手だったようですが、今は頼りになる存在と平良さんは言います。
家族は父、母、兄、妹の五人家族。
野球少年だった平良選手が格闘技の選手として注目されるようになり、家族も最初は心配していましたが、今は全面的に応援しています。
平良選手は大学時代にはファミレスでバイトをしていましたが、現在は格闘技だけで生活しています。
実家暮らしのため家族の支えが大きく、練習は月曜日と金曜日の午前に『Theパラエストラ沖縄』での練習を中心に、他のジムや選手とも共同で行っています。
特に寝技の練習に注力しており、相手の攻撃を潰す技術を磨いています。
大舞台でのプレッシャーには、「どうせやるなら勝とう」という思考で立ち向かっています。
平良選手は試合に向けてのプレッシャーを乗り越えるために特別なことはせず、自然に「どうせやるなら勝とう」という思考に切り替えているのだとか。
総合格闘技自体を楽しんでいるので、試合も楽しむよう心掛けているそうです。
通常体重は67kgで、試合に向けては10kgの減量が必要、このうち5kgはダイエット、残り5kgは水抜きで減らします。
減量後の体重リカバリーは6kg程度で、食事量が少ないため大きく増えません。
試合映像では平良選手が相手よりも大きく見えることがありますが、これは足が細く、肩回りが大きいためではないでしょうか。
平良選手の肩回りは広く、広背筋が発達しているように見えます。
リカバリーは6kg程度で、その量が身体にとってちょうど良いと感じています。
フライ級は平良選手にとって適正体重で、UFCでの目標もフライ級のベルト獲得です。
契約時の検査で「フライ級が適正体重」との結果が出たため、そのクラスでの戦いを続けています。
2022年にアメリカでのトレーニングを経験した平良選手は、アメリカの選手たちのレスリングの強さに刺激を受けたそうです。
日本にはレスリングの強い選手が少ないため、アメリカの選手たちの技術には驚きの連続で、ストライカーやボクシング＆レスリングの選手など、多様なスタイルの選手がいることが印象的だったと語っています。
2022年1月に『IRIDIUM SPORTS AGENCY』との契約は、支援者が試合映像を複数のマネージメント会社に送ったことがきっかけだったそうです。
平良さんは『IRIDIUM SPORTS AGENCY』は試合をリアルタイムで観ていて、その後のズーム通話で契約が成立、約一か月後、アメリカ遠征中にUFC参戦が決まりました。
具体的な経緯は不明ですが、オーナーが練習を見た後、UFC参戦の意向を問われ、その場でUFCとの契約が決まったそうです。
ただUFC代表のダナ・ホワイトさんにはまだ会っていないとのことです。
平良達郎のSNSにも注目
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今時の選手なので当然平良達郎さんもSNSはやっています。
生のリアルな発信に触れられるのでぜひフォローをしておくことをおすすめします。
次戦の情報などもいち早く知ることができるのではないでしょうか。
I definitely said I'm happy thank you🫡 https://t.co/5OtoKMTHnW
— 平良達郎 (@tatsurotaira) October 16, 2022
試合後のインタビューには通訳さんがついていますが、物怖じすることなく「I'm happy, thank you!」と絶叫し会場を沸かせています。
このキャラクターも彼が今後の格闘技界を背負っていく逸材とみなされる要因かと思います。
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沖縄の血統ということで、日本人の中でも強いDNAを受け継ぐ平良達郎選手には本当に期待が持てます。
また平良達郎さんはYouTubeチャンネルも開設していて、きちんと自分の言葉で喋れるアスリートです。
発信力も含めて大化けする可能性があるのではないでしょうか。
日本人初のUFCチャンピオンに向けて突き進んで欲しいです。
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