2022年、まだ6月ですがすでに真夏日を記録しており、この記事を書いている翌日6月29日には40度に達する地域も出るのではと話題になっています。
電力ひっ迫(逼迫)のニュースが毎日続いていますがこの電力ひっ迫注意報、警報などいつまで続くのでしょうか?
この記事では2022年夏の電力不足について、その原因や今後どうなるか?電力ひっ迫がいつまで続くのかをまとめています。
電力ひっ迫注意報は経済産業省のページで確認
その日の電力需要の状態や電力ひっ迫注意報の情報は経済産業省のページで確認することができます。
また経済産業省の公式ツイッターでも随時情報が更新されているのでフォローしておいてもいいかもしれません。
皆さま、暑い日が続いていますが、節電へのご協力、大変ありがとうございます。
明日29日(水)も厳しい暑さが続くため、東京電力管内の需給ひっ迫注意報を継続します。特に、太陽光発電の出力が低下し、需要が高水準である15時~20時の時間帯には、できる限りの #節電 をお願いします。— 経済産業省 (@meti_NIPPON) June 28, 2022
正式には電力需給ひっ迫注意報と呼ぶようで、メディアによっては需給ひっ迫注意報と呼んでいるところもあるようです。
注意報と警報の違いですが、安定供給に必要な3%よりは上だが5%を切っている場合はひっ迫注意報、予備率が3%を切っている時は警報ということになるようです。
今のところはまだ注意報の段階、ただこのまま真夏日が続いていくと警報に変わる可能性も十分にあるのかと思います。
電力不足の原因は?
そもそもどうして電力が不足しているのか?という問題ですが、原因はいろいろ複雑な事情がからみ合っている感じがします。
まず電気は貯蔵ができないのでうまく需要と供給のバランスを保つ必要のある簡単ではないビジネスということ。
日本には多くの火力発電所が余っているようですが、採算がとれないという理由でストップしている発電所が多いとのこと。
そして原子力発電所も脱炭素の世界的な流れや安全性の懸念などから止まっているところが多く、発電所はあるのに動かせていない現状が電力不足につながっているようです。
参院選が目前ですが、自民党は何も対策を打ち出さないまま、「節電のお願い」をするだけ。
早く原子力発電所を動かせという声がネットなどでは盛り上がっていますが、政府が動く気配はありません。
そして小池都知事はここがチャンスとばかりに節電をメディアにアピールし、電力足りないからソーラーパネル設置の条例を早く通さないという流れにもっていこうとしているようです。
東京都 電力需給ひっ迫注意報で対策会議 節電呼びかけ → 小池知事メディア出まくる → 電力足りないアピール → 太陽光パネル義務化不可欠! → 条例改正!
という見えすいたロードマップに乗ってはなりません#太陽光パネル義務化反対 https://t.co/T3gNsk3L55
— 上田令子(東京都議/自由を守る会代表) (@uedareiko) June 27, 2022
こういう議員さんばかりであればいいですが、太陽光パネルにはかなりの利権が絡んでいるようで、環境破壊やウイグルのことなどお構いなしで突き進みたい勢力が暗躍しているのを感じざるを得ません。
この電力ひっ迫注意報はいつまで続くの?
電力ひっ迫注意報がいつまで続くかということですが、日本気象協会のページをみると沖縄を除く全国で向こう一ヶ月の70%が平年より高いという予想。
今後二週間の天気予報を見ると、28日から来月1日までがピークであとは曇りや雨の予報が多いので気温としてはそこまで危機的なものではないのかと思います。
関東・甲信千代田区 | 28日
35/26 0% |
29日
35/24 0% |
30日
36/25 0% |
1日
35/25 0% |
2日
31/25 30% |
3日
32/26 50% |
4日
30/26 70% |
5日
32/26 50% |
6日
33/26 50% |
7日
29/26 70% |
8日
32/26 70% |
9日
33/26 70% E |
10日
31/26 70% D |
11日
28/24 70% E |
ただ7月後半、夏本番の8月にどの程度気温が上がり電力が足りなくなるのかはなんとも言えません。
九州電力はすでに今月13日に川内原発の発電を再開しています。(ただこれは定期的な点検をしていて止めていたので今回の電力不足と関係しているのかは不明)
新しいニュースでは姉崎火力発電所5号機が予定では7月1日だったものが6月29日に前倒しして再開すると発表しています。
この姉崎火力発電所の再開だけで何か大きく変わるのかは疑問ですが、都度注意報がどうなっているかのチェックは必要かと思います。
実際夏よりも冬の方が電気は使うと思うので、この夏を乗り切っても冬にまた節電をと政府は言い出すのではないでしょうか。
実際スーパーや家電量販店でも余計な電気を消すなどの協力はしているようですが、勝負の冬までに原発の再開や他の火力発電所の再開などの目途が立つかがポイントだと思います。
電力ひっ迫注意報を受けてのネットの反応
電力ひっ迫注意報、電力不足で様々な憶測、考え方が交錯しています。
ツイッターでは「#節電のためにテレビを消そう」という運動まで起きています。
おはようございます。
今日は節電の日です。エアコンではなく、テレビ📺を消しましょう。
もう一度言います。テレビ📺を消しましょう。#節電のためにテレビを消そう15~18時節電を 東電管内に注意報#Yahooニュースhttps://t.co/CLqEuIL196
— 分電でんこ (@denkochan_plc) June 26, 2022
エアコンよりもテレビを消した方が節電になるそうで、これを絶対に言わないテレビの報道番組に対する皮肉ともとれます。
ただこれもデマで電力的にはエアコンの方が使うという声もあり、まあ電気代で考えるとやはりエアコンをつけている時期に跳ね上がるのでテレビの方が消費電力は少ないのかもしれません。
ほんと、いいね!それ!
嘘ばかりの情報流すテレビ消そうだいだいさ、東日本大震災の時も計画停電だやれなんだやったけど、あれも本当は間に合ってたんだよね?
電力ひっ迫するからと、
国民の気持ちを原発稼働の方にもっていく魂胆でしょ。#節電のためにテレビを消そう— 輝龍 (@minimini_358) June 28, 2022
原発に反対する人の意見としては逆に原発を動かすための口実づくりにやっているのではという意見も多いようです。
一方現実的な人は早く原発動かせとその大元になっている脱炭素の動きを批判しているような感じがします。
「『今までは電力ひっ迫してなかったのに、今夏急に電力ひっ迫という報道を出して、原発を再稼働しようとしてるのではないか!』と森永卓郎さんが言ってて納得した」
という馬鹿の書き込みに思わず笑顔。本当ならそんな回り道せずに原子力規制委の基準緩和してるだろ。電力ひっ迫の理由、知らないの?w— 中道ウハ@ゆっくり政治チャンネル (@yukkuriseijich) June 28, 2022
また原子力発電所が動かせないのは原子力規制委の基準が厳しいという現実もあるようで、そこら辺をしっかり報道してくれるところがないのでなかなかわかりづらい一面はあります。
電力不足は火力発電所の老朽化と訴えるニュース番組もあるようですし、我々一般人にはわかりにくい問題です。
開いた口が塞がらない。
■ 節電ポイントは8月から 夏の需給逼迫には間に合わず 萩生田経産相「冬に向けて仕組み作り重要」
https://t.co/8wf2odF5Sc @Sankei_newsから— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) June 28, 2022
節電ポイントも総スカンをくらっているようですし、8月からでは遅いという声も。
どちらにせよ個人的にはこの夏は大丈夫な気がしますが、冬は大丈夫なの?ということが気になります。
電力ひっ迫注意報、いつまで続くのか?ポイントは7月後半からの長期予報とその時点での発電所の状況ということかと思います。
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