2023年、WBC(ワールドベースボールクラシック)が開幕し、野球とは関係ない「デスターシャ」が話題になっています。
表記としては「デスターシャッ」であったり「デスターシャー」など若干の違いはありますが、ここでは「デスターシャ」で統一していきたいと思います。
WBCで活躍している日本代表、横浜ベイスターズの牧秀悟さんがホームランの後に決め台詞として使ったことで、全国区のトレンドになってきています。
この記事では、デスターシャって何?と疑問に思っている人に答えるべく、その意味や由来、元ネタのサワヤンや今話題の牧秀悟さんについてまとめていきたいと思います。
デスターシャの元ネタはサワヤン!
デスターシャの元ネタは人気ユーチューバーのサワヤン兄弟が使っていた言葉です。
動画が始まる際の掛け声として始り、肘を胸元にあげるポーズもつけることで、サワヤンの代名詞的なものとなりました。
この意味、由来ですが、本人たちが説明している動画があるのでそれを観るのが一番手っ取り早いかと思います。
はじめは「どうもサワヤンチャンネルです」と普通に挨拶していたようですが、どうも歯切れが悪いということで、語尾の「です」が「ですと」「ですた」と変化していき、「ですたー」という部分がまず完成。
その後「デスター」の後にさらに締めたくなって「シャッ」という音を足して完成したのが「デスターシャッ」 という掛け声だということです。
なので現在世間一般では「デスターシャ」が浸透していますが、サワヤンさんたち本家によると「デスターシャッ」 という表記が正しいのかと思います。
デスターシャがロシア語説の謎
上記のように元ネタのサワヤン本人が意味と由来を説明しているのですが、ネット上にはその由来がロシア語にあるという説も流れているようです。
これはサワヤンさんがウクライナ人でロシア語を話すということで、デスターというロシア語がリスナーという意味にあたるということで、サワヤンさんたちのファンであるリスナーに向けた呼びかけという風に解釈した説、これがネットの記事では多く見られます。
ただ前述のように本人たちが意味を説明しているので、もしこういう解釈があったとしてもそれは後付け、もしくはファンの間で広まってしまったガセのような通説なのかもしれません。
ちなみグーグル翻訳でリスナーをロシア語に変換しみると、слушатель(slushatel')、読めないんですが直訳では違うような気もします。
デスターシャを広めた牧秀悟
デスターシャの元ネタはサワヤンさんですが、より広めたということであれば横浜ベイスターズの選手たちかと思います。
特に牧秀悟選手はマリオカートが好きでサワヤンさんのチャンネルをよく観ていたのだとか、その関係でベイスターズ内で佐野恵太選手や桑原将志選手、山本祐大選手、三嶋 一輝選手、知野直人などと共にマリオカート軍団を結成していたのだとか。
そしてホームランを打った際のパフォーマンスとして「デスターシャ」をやるのが選手の間で浸透していったという流れになります。
本日、人気YouTuber #サワヤン さんがハマスタへ来場し、セレモニアルピッチへ登場しました!🏟⚾️#デスターシャ#baystars @sawayanchannel pic.twitter.com/pWGeJjPRvn
— 横浜DeNAベイスターズ (@ydb_yokohama) September 16, 2022
2022年のシーズン終盤には本家のサワヤンさんが横浜ベイスターズの始球式に呼ばれるなど、本家公認のベイスターズの「デスターシャ」となったわけです。
そして年が明けてWBCが始まり、牧秀悟選手がこれまでホームラン2本の大活躍。
当然「デスターシャ」を披露したわけですが、普段野球を観ない人にとっては彼らは何をやっているのかと、検索する人が増え、トレンドにあがってきたというのは今の一連の流れになります。
勝つぞ!!!!侍J🔥🔥🔥🔥#WBC2023 #デスターシャ pic.twitter.com/kl1yge2O2d
— サワヤン SAWAYAN (@sawayanchannel) March 12, 2023
サワヤンさんは3月12日の日本対オーストラリア戦を生観戦、大谷翔平選手がホームランを打った時に牧選手とデスターシャをしたことにヤバいと感動をあらわにしています。
まとめ
WBCの予選で4連勝と波に乗る侍ジャパン。
ラーズ・ヌートバー選手のペッパーミルパフォーマンスも話題ですが、みんなに愛されている牧秀悟選手のデスターシャも負けていません。
とにかく小さいころから誰かに常に囲まれているという人気者キャラの牧選手。
大谷翔平選手もお気に入りのようで、彼の刈り上げをいじる姿などがネットでも拡散しています。
ホームランを打った後にベンチの最後の方でこのパフォーマンスをやるのですが、これに参加した選手が集まってきて、あの佐々木朗希選手までが肘を上げてデスターシャをやっている姿には驚く人も多かったようです。
すぐ隣で見守るようにしていたダルビッシュ有選手もかなりウケている感じで、次回あたりはこの輪に入ってくるかもしれません。
準々決勝、決勝ラウンドとまだ日本代表の試合は最長で3試合。
デスターシャがまた観れるのかどうか注目です。
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