MIYACHIのファミマの曲って何?そもそも誰ですか?
ネット上で話題になっているのがMIYACHIのファミマラップ。
ファミマの入店音をMIYACHI と Matt Cab がアレンジしてラップにしたものです。
ツイッターなどでもバズり、ぜひファミリーマートに公式にCMなどで使ってほしいという声が殺到している話題作です。
Matt Cabというミュージシャン(アメリカ人で上智大学卒業)のアイデアが発端のようで、そこに即興でMIYACHIが歌詞をつけてラップにしたというものです。
制作の模様はMax D. Capoさんのチャンネルで見ることができます。
この人も上智卒のハーフの方、昔五時に夢中の黒船特派員をやっていたこともある人です。
マツコ・デラックスに当時股間をムギュッとされた経験あり。
AV女優へのインタビューでのAVの発音がアメリカ人で笑える箇所あり。
歌詞に出てくるCCレモンは撮影中にMaxさんが話していたことからとったものです。
MIYACHIさんの日本語と英語をうまくミックスした歌詞、即興で出てくるところがラッパーのすごさです。
MIYACHIって誰?
そもそもラップを聞かない人にとってこのMIYACHIって人は何者?という疑問があると思うので紹介していきたいと思います。
生まれ育ちはニューヨークのアッパーウエストサイド、お父さんはミュージシャン、お母さんもピアノを教えているようで音楽一家に育っています。
このファミマラップの制作風景の中でもさりげなくピアノを弾く箇所があって、育ちの良さを覗かせてくれます。
1993年2月12日生まれで、本名はレオン・ミヤチ・パール、大学はフィラデルフィアのテンプル大学で音響工学を学んでいたようです。
ご本人も小さいころはピアノをやっていたようですが、思春期を迎えてからかラップの世界にどっぷり浸かっているようです。
アメリカにあるブックオフで日本のヒップホップをあさったりもしたようですが、本場ニューヨークのラップを聴いて育っているともう一つピンとこなかったようです。
日本語は喋れますが英語が完全に第一言語で、日本語に関してはネイティブレベルまではいかないようです。
アメリカに住む日系人あるあるですが、週末に日本語学校に行かされる、夏休みになると日本のおばあちゃん家に行かされ日本の小学校に数週間通う、といったお決まりのコースがあるのですが、MIYACHIも小さいころ福岡のおばあちゃんの家で過ごしていたようです。
ただ学校に行くと自分の日本語の発音などをバカにされたり、そこまで楽しい思い出ではなかったよう。
本人はニューヨーカーという誇りの上に立っていることがインタビューのとこどころで感じられます。
最初に彼が注目を浴びたのは2017年に出した Bad and Boujee のリミックスで独自の日本語の歌詞をつけて出した作品。
その後2018年にだした「WAKARIMASEN」は日本のラジオでもこの曲何?とヘビロテでかける局もあり話題になりました。
「英語わかりません」の歌詞が一度聴いたら耳から離れないと思います。
RADWIMPS - TIE TONGUE feat.Miyachi, Tabu Zombieは渋すぎてそこまで注目はされなかったようですが、RADWIMPSが目をつけるあたりMIYACHIのすごさがわかります。
また2021年には青山テルマとの合作CRAZY OUTSIDEを前述のMatt Cabのプロデュースで出しています。
公衆電話を使っているのはなにか突っ込まれるの狙っているのか、謎なMVです。
Matt Cabと青山テルマは上智大学のつながりがあるようです。
Matt Cabさんはファミマラップのように既存の曲をアレンジするシリーズをユーチューブでいろいろ発表していて、あの大御所山下達郎のRIDE ON TIMEも本人の許可を得てアレンジしているようです。
Matt Cabさん普通に日本語喋ってます。
MIYACHIさんの場合、完全に本物路線なので日本で誰もが知るようなヒットにつなげるにどこかで魂を売る選択をしないといけないような気もします。
でもそれは本人がやりたいことではないでしょうし、独特の日本のエンターテインメント業界では素質が良すぎて逆に難しいような気もします。
ファミマラップがそれこそCMで使われたりすれば、ドカンとヒットに向かって突き進めるような気もするのですが頭の固い大人たちが彼のラップをどう判断するのか、これだけ話題になっているので広報の人たちに話は届いていると思うのですが気になるところです。
今後の彼のマーケットが世界全体なのか、アメリカなのか、日本なのか、どういう世界観で新作をだしていくのか目が離せない存在です。
個人的にお笑いの小藪さんに似ている気がして、お笑いの大物感も持ち合わせている雰囲気が好きです。
最後にMIYACHIさんはアメリカの牛角でバイト経験があるという情報だけ付け加えて終わりにしたいと思います。