中村佳穂(なかむらかほ)さんは、1992年5月26日生まれの29歳、出身地は京都府のシンガーソングライター・ミュージシャンです。
2021年のNHK紅白歌合戦への初出場が決まった中村佳穂さん、どういったジャンルの歌を歌う方なのか、分からないという人も多いのではないでしょうか。
彼女が歌うのは、ソウル・ジャズ・R&B・ポップ・ファンク・フュージョンと、幅広いジャンルなのですが、紅白歌合戦で歌うのは今年ヒットしたアニメ映画のメインテーマです。
中村佳穂さんとアニメ映画「竜とそばかすの姫」
2021年7月に公開されたアニメ映画「竜とそばかすの姫」は、興行収入65億円を超え話題となっている作品です。中村佳穂さんは、この竜とそばかすの姫のメインテーマを歌っているだけでなく、このアニメ映画に声優としても出演しています。
中村佳穂さんが声優として演じるのは、主人公の「すず」そして「ベル((Belle)」です。この「すず」と「ベル」は同一人物で、すずの方はぱっとしない「陰キャ」であるのに対し、インターネット空間の仮想世界である〈U〉ではすずはベルとなり、その美貌と並外れた歌声で絶大な人気を誇っているのです。
そんなアニメ映画に中村佳穂さんが出演することになったのは、竜とそばかすの姫の「細田守」監督と以前から交流があったことがきっかけでした。
歌手ではなく声優として、しかもオーディションのオファー!
「竜とそばかすの姫」のオーディションに参加してほしい、そのような依頼のメールをもらった中村佳穂さん、自身は歌手ですから当然歌に関すること、主題歌のオファーだと思ったそうです。
しかし、主題歌ではなく声優として、出演のオーディションへの依頼ということで、話を聞いた時は爆笑してしまったとのことです。でも、面白そうだと思った中村佳穂さんはオーディションに参加、課題曲を歌い、すず役とベル役のセリフを指示通りに話したそうです。
結果、中村佳穂さんは主人公役が決まり、主題歌も歌うことになったのです。オーディションは行われましたが、主人公のイメージにぴったりだった中村佳穂さんは、参加へのオファーがあった時点でほぼ決定だったのかもしれません。
中村佳穂さんがどんな声なのか、どんな風に歌うのか、YouTubeで「竜とそばかすの姫」の予告やスペシャルPVなどを視聴することができるので、ぜひチェックしてみてください。
この投稿をInstagramで見る
ビジュアルも個性的。
紅白には「millennium parade×Belle(中村佳穂)」として出場
中村佳穂さんは、音楽プロジェクトである「「millennium parade(ミレニアムパレード)」と、「millennium parade×Belle(中村佳穂)」として紅白に出場します。
歌うのは竜とそばかすの姫のメインテーマ、「U」です。
millennium parade(ミレニアムパレード)とは?
millennium paradeは、ロックバンド「King Gnu」のメンバーでミュージシャンの「常田大希」さんが主宰する音楽プロジェクトです。曲によってボーカルやプレイヤーが変動、様々なアーティストやクリエイターを巻き込んで発信しています。愛称は「ミレパ」です。
millennium paradeは、男性である常田大希さんが率いているのですが、映画のメインテーマですからやはり主人公・すず(ベル)の声優を務めた中村佳穂さんがメイン、ということで紅白は紅組での出場です。
中村佳穂さんの彼氏や結婚の情報は?
中村佳穂さんはミュージシャンですし、まだデビューしてそれほど時間が経っているわけでもありません。
特に彼氏や結婚の情報は出ていませんが、彼女を囲むミュージシャン仲間、バンドメンバーと恋仲になるのではなんていう簡単な予測しか今のところはできません。
仕事としての音楽活動の方が何よりも優先の時期かもしれません。
millennium paradeで共演する常田大希さんなどはかなりイケメンですが、すでに恋愛の報道などは出ています。
今後の彼女の恋愛事情も気になるところではあります。
才能のある者同士、誰か大物ミュージシャンとの熱愛なんていうのも出てくるかもしれません。
②うたのげんざいち2021 tour :備忘録
「派手!」ではなく「なんか見てたはずなのに、知らん間に工事してたとこにビル立ってた」みたいな舞台の拡張感を出したい。
演出家の岡田利規さんにもアドバイスもらったり、その間合い考えるの楽しかった🟪🟧
ゆっくり立ち上がる心を各自楽しんで欲しい気持ち pic.twitter.com/WAdHmXL7Yp— 中村佳穂 (@KIKI_526) October 4, 2021
コロナ禍で料理上手に?昨年の中村佳穂さん
ライブ活動をメインとしているアーティストにとって、コロナ禍以降は生活が一変したという方も多いはずですが、中村佳穂さんの場合はどうだったのでしょうか?
ライブ活動がなくなってしまった昨年、さぞかしストレスが…と想像しましたが、意外と気楽に過ごしていたとのことです。
アナログ・ポリフォニック・シンセサイザーの「Moog One」という大きな機材を購入したり、スピーカーの位置を変えてみるなど、家づくりに勤しみ過ごしていたら、気がついたら1年が終わっていたそうです。
その間、SNSでの発信もそれほど頻繁ではなかったため、大丈夫なのかと周囲やファンは心配したようです。しかし、中村佳穂さんは自分なりに楽しく、平和に過ごしていましたし、料理も上手になったとのこと、元々マイペースだという彼女ですから、それなりに充実していた年になったのではないでしょうか。
もしかしたら歌手にはなっていなかったかも?天才の原点
中村佳穂さんは様々なジャンルを歌いこなす多才な方ですが、歌に限らず他の分野でも才能あふれる方です。
実は、高校卒業後の進路を決める時に音楽の道を目指すのか、それとも美術にするのか、かなり迷われたそうです。一度は美大へ進むことを決定したものの、美術ではなく音楽をやりたいという気持ちが強くなり、美大を諦めてほかの大学に通うことを選びました。
美大の合格直前までいったという中村佳穂さん、美術の才能がなければそこまでこぎつけることはできなかったはずです。
美大ではない大学に進学した中村佳穂さんは、20歳で迷いなく音楽活動を始めることになりました。
まだそれほど知名度があるとはいえませんが、紅白に出場することで中村佳穂という名前は広く世間に知られることになるはずです。
美術と音楽の両方に才能を秘めているというところもそうですが、彼女の曲作りが鼻歌で湧き出てくるように自然に出てきてしまうというそのプロセスが天才と呼ばれる所以のようです。
さらに鼻歌というよりは言葉(歌詞)いきなり出てきてしまうようで、つまり更の状態から突然歌詞付きの歌が口から出てくるということのようです。
ホントかよというのが我々素人の感想ですが、天才は曲が降ってくると昔から言われているので、その手のインスピレーションが鋭い方であることは間違いなさそうです。
声優もさらっとこなすところも天才の名を後押ししているかもしれません。
🎥 @rionaggs in 0909Tokyo pic.twitter.com/Lld6pyBw29
— 中村佳穂 (@KIKI_526) September 22, 2021
どのツイートを見ても才能がこぼれています。