参政党とは?Wiki情報は?
7月10日に投開票が行われる参院選ですが、その台風の目になると言われているのが、2020年に結党したばかりの政治団体「参政党」です。
また、「投票したい党がないから、自分たちでゼロからつくる」という言葉を掲げ、今、ユーチューブ、ツイッター、インスタグラムなどを活用したSNS戦略にて大きく支持を広げている新興勢力です。
そのSNS戦略は大当たりし、今では公式ユーチューブチャンネルの登録者数は、17.9万人、ツイッターのフォロワー数は7.6万人となっています。
全国比例には元大阪府元吹田市議であり、参政党事務局長の神谷宗幣氏、アカオアルミ株式会社代表取締役の赤尾由美氏、歯科医師の吉野敏明氏、中部大学元特任教授でありテレビ番組でも活躍中の武田邦彦氏、元衆院議員の松田学氏の5人の立候補者を立て、総称して“ゴーレンジャー”とも呼ばれています。
つなみになぜかわかりませんがまだウィキペディアには参政党のページはできていません。
これだけ支持者がいて、みなさんネット経由で知っている人達だと思うので誰かしら書き込んでいてもおかしくないと思うのですが、現時点ではWikipediaの情報は作成されていません。
選挙後に落ち着いたら自然発生的に出てくるとは思いますが、参政党について知りたい方はホームページを見るのが一番手っ取り早いかと思います。
党の考え方などは 参政党のユーチューブチャンネルを見た方が早いかもしれません。
事務局長の神谷氏が語る立ち上げたきっかけと参政党への思い
当時20歳の神谷氏が、海外を訪れた際、日本の若者と世界の若者の政治意識への“差”について大きく違うことに驚きを覚えたと話しています。
日本へ帰国後、政治の仲間ができることで、日本の未来を変えることができるのではないかという期待を込めて、29歳で政治の世界入った神谷氏ですが、理想とは裏腹に、自由に意見を発信できず、党の言われるがままに、縛られながら活動せざる負えない状況になってしまったようです。
35歳で議員を辞め、このままではいけないと、“議員が主導となる政党ではなく、有権者が自分たちの問題ととらえて、自分たちで政治を変えるという自信を持てる場所”をという想いを込めて作ったのが「参政党」です。
党員みんなで政治を学び、自分たちで作る。そして党員一人一人がプレイヤーとなって世の中を変えていくことを覚え、当事者意識を高めていくことを目標としていると語っていました。
「メディアが報じないとみんな気づかない、でも国民が気付くと世界が変わるんだ」と、胸の内に熱い思いを込めて「参政党」への思い語る神谷氏に賛同する人は多く、神谷氏を“信念の方”と呼ぶ支援者もいるようです。
参政党の評判は?怪しい噂や宗教ってどこからきた話?
参政党の評判は選挙が始まってまさにうなぎのぼりというか、ものすごい勢いで支持者を伸ばしている感じがします。
選挙が始まる前まではユーチューブ内でのコメント欄などでの盛り上がりはあったものの、蓋を開けてみないとわからないものがありました。
それが選挙演説が各地で千人単位の動員、どこへ行っても人の山で特に党が動員を無理矢理強いているわけでなく、自発的に人が集まってくる「参政党現象」「参政党フィーバー」のような熱さをもって受け入れられているようです。
党員の数もとっくに日本維新の会を抜き、8万人突破もすぐそこでこのままいくとどこまで党員を伸ばすのかわからない勢いです。
参政党のホームページを見ると寄付金も目標額の4億に届く勢い、他の政党であれば企業や宗 教団体がバックにいてお金を出してくれるわけですが、参政党の場合は自前でやらくてはいけません。
ネットを見ない高齢者層に向けて新聞広告を打つのにも莫大なお金が必要で、そのためにも候補者が一生懸命寄付やパーティ券の購入などをお願いしていました。
他の政党のバックにいる宗 教団体、公明党の創 価学会などは有名ですが、参政党に宗 教の言葉がついてまわるのはまた別の意味になってきます。
この盛り上がりが異常なので宗 教っぽい、怪しいという噂が広まっているようです。
その中にはア ンチの人たちのネ ガティブキャンペーンも含まれていると思います。
参政党が宗 教と絡んでいるわけでなく、政治のことに興味のない人からすると突然知らない政党が駅前ですごい数の動員をして熱気に満ちているので、なんかの宗 教?と勘違いする人もいるのかもしれません。
参政党の党員が熱心に活動しているからカルト扱いされているようですが、いわゆるカルト宗教と参政党が根本的に違うのは、
個人の幸せを求めて入信した結果不幸になってしまうのと、
個人ではなく日本を守るために入党した結果楽しくやっているところではないかと。#参政党はカルトじゃない #参政党 pic.twitter.com/fKfHxHn9DI— 参政党(公式)🟠🌸 (@sansei411) July 1, 2022
党員が自発的に集まってこれだけ全国で盛り上がっていると疑う人がいてもおかしくないかもしれません。
それだけ今の政治に対する不満、一定数の人が投票したくても投票したい政党がなかったというのが 証明されている現象なのかもしれません。
参政党は陰謀論者のレッテルも
参政党には陰 謀論者のレッテルを貼ってくる人たちもいます。
実際に演説や動画でもユ ダヤや国際金 融資本による工 作などについて多く語っているので、そこを陰謀論ととるか実際に起きている事実と捉えるかで意見はわかれてくると思います。
参政党は陰謀論者という意見を見ます。冷静に考えてください。日本は原爆を落とされ、ジェノサイド(日本民族抹消)をされ、40年前から少子化という名の人口削減を継続。
人心掌握術というTV報道で保守偽装してきたのは自民党。放送作家として10年。私のテレビ制作側としての体験談です。#藤村晃子 pic.twitter.com/yYB5oXfeOU— 🐾 藤村晃子(あきこ)🐾🧡参政党神奈川🧡🐕🐈動物虐待防止担当🔥反中共反維新🟠 (@akikofujimura) June 29, 2022
本当のところはわかりませんが、議員や官僚、マスコミにいた人たちのリアルな声を 無視することもできないでしょうし、陰 謀の定義によっても見方は変わってくる気はします。
この参政党の初期メンバーだったユーチューバーのKAZUYAさんは、他のメンバーが陰 謀論を言いだしたことで違和感を感じDIY政党の活動から離れる結果になっています。
ニセ科 学、ニセ歴史、反ワ ク、この辺に拒絶反応を示す人たちからするとカ ルトという判定になってしまうのかもしれません。
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参政党の政策について
参政党は重点政策として、学力より自ら考え学ぶ力の“学習力”の高い日本人の育成を目標とする「子供の教育」、そして科学的な物質に依存せず、食と医療の実現と循環型環境を追求する「食と健康、環境保全」、最後に日本の舵取りに外国勢力が関与できない体制づくりを強化する「国のまもり」の3つを軸として置いています。
特にその中でも、「教育」について、子どもの個性や自主性を育てる“フリースクール”や“ホームスクール”の確保などを目指し、教育の自由化を進めていくことの重要性について強く訴えています。
また、参政党は、ホームページに“特定の支援団体も、資金源もないゼロから作った政治団体”“同じ思いを持った国民が集まり、自ら知恵やお金を出し合う”というように、自分たちでつくる「DIY政党」と主張しています。
他の党とは違い、“DIYスクール”“選挙スクール”というように党民が学ぶ場所を設けるなど、他党との差別化を図っていることが見受けられます。
参政党はどうしてここまで注目されているのか
当初は、議席獲得の可能性が低く、10名以上の候補者を擁立していることから「諸派」として扱われたものの、マスコミが報道記事に取り上げることは無く、“不気味だ”とも言われていた政党でした。
しかし、国のコ ロナ政策に目を向け、マスク着用や行動制限の緩和などを求めるなど、他党と違った独自の視点で支持を増やし注目を集めました。
また、その勢いをどんどんとのばしている背景には、党員の意思が反映されるような仕組みの政党となっており、今まで遠く手の届かないと思っていた政治の敷居を下げることで、有権者が“今までの政党とは違う”と感じていることにあります。
一方で街頭演説では批判的な意見や質問が後を絶たないのも事実ですが、今後より磨きがかけられ、広く受け入れられる政党になっていくのかもしれません。
そして一番の注目といえるのは、北は北海道から南は沖縄まで、45選挙区のすべてに候補者を立てるなど、驚異的な擁立体制を確保していることです。
これは、自民党の49人に次ぐ規模でありその名を全国に広げています。
また、比例も合わせた総勢49人の立候補者が東京、新宿に集結し街頭演説を行った際には、1200人もの聴衆を集めるなど大きな活気を見せています。
現在では、党員数は7万人を突破、選挙資金も4億円近く集めるまでとなりました。
本党は勢いを増しており、1議席に届く可能性が高まっていると報じられています。
海外ではメジャーな勢力となっているネット政党を採用し、勢いを増している「参政党」ですが、“マスコミが報じない知る人ぞ知る、知らない人は名さえ聞いたことがない政党”からその名を広げ「参政党現象」ともいわれるまで注目を浴びている本党は、今後日本国内でどのような広がりを見せてくれるのでしょうか。
選挙戦最後の日曜日
私は広島
吉野敏明さんは大阪
武田邦彦先生は東京でそれぞれ1000人以上集めて
街頭演説です。これが参政党現象だ! pic.twitter.com/gNkKJSX7r1
— 神谷 宗幣@参政党 (@jinkamiya) July 3, 2022
参政党現象がどういう結末を迎えるか、7月10日の選挙結果が楽しみです。