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人工子宮とは?中国開発とあるが90年代には東大も?海外の反応などまとめてみた

人工子宮(Artificial Womb)を中国が開発といったニュースが先日ツイッターのトレンドに上がってきました。

SFの世界のようでもあるし、何かゾッとする感覚を持つ人も少なくないのではないでしょうか。

後ほど詳しく書いていきますが、結論から言うと人工子宮で別に赤ちゃんが生まれたとかいうニュースではなく、AI(人工知能)で成長の過程を監視して都度適切な処置を施していくシステムが開発されたという論文の発表をもとにした記事のようです。

そして人工子宮の話は結構昔から出ていて、古くは日本の東京大学でも1990年代から研究がされている分野のようです。

90年代の東大の人工子宮の研究

1993年から95年にかけた馬場 一憲氏(現埼玉医科大学 名誉教授)を代表にする東大での研究内容が、科学研究費助成事業データベースのページでも確認できます。

人工子宮と聞くと我々素人は一から、つまり精子と卵子をその人工子宮の中で組み合わせるのかと思いがちですが、今までの研究で行われているのは早産などでやむを得ず出てきてしまった胎児を人工的な羊水の中に入れて栄養などを与えて救える命を増やしていこうというようなものだったようです。

上の写真のようにはじめから人工子宮の中でここまで育ったわけではなく、ある程度お母さんのお腹の中で育った後にこの中に入っているので、それを聞くと人工子宮と聞いてもそこまで変な話ではないなあと感じてしまいます。

ただ今回の中国の開発したシステムがどの段階からの人工子宮のことを言っているのか不明なので、最終的に一から人工子宮で、ということになるとまた話は別になってくると思います。

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今回の中国の人口子宮のニュースのまとめ

今回話題になった中国の人工子宮のニュースですが、元ネタはサウスチャイナモーニングポストの記事ではないかと言われています。

そして追随してニューズウィークジャパンなどが記事にしてツイッターなどで拡散していったようです。

要約すると、中国科学院傘下の蘇州医用生体工学研究所の研究チームがAIで胚(受精卵)を監視する人工知能システムを開発したというもの。

人間の胚(受精卵)は14日間を過ぎて研究することは国際法で現状禁止されています。

ただこれが2021年の5月に国際幹細胞学会がこの14日ルールを撤廃するというニュースが出ていたので、今後人工子宮の研究にどう影響があるのか興味深いところです。

受精して14日目ぐらいから背骨や脊髄のもととなる「原始線条」と呼ばれるものが出来ることから、研究する場合はそこまでと決められていたようですが、撤廃となるとどこまでその成長を見届けていいのかニュースだけをみると曖昧でよくわかりません。

この辺の倫理観をどうしっかり決めていくかが今後いろんなところで議論されていくのではないでしょうか。

14日過ぎてもいいとなれば、そのまま人工子宮の中で成長させて本当に完全な人間の子供になって赤ちゃんとして生まれるまで続けてしまうということになるので、線引きをどうするのか非常に難しい問題だと思います。

もちろん研究者の最終目標は体外受精して人工子宮で育てて産めば、セックスもいらないし、母親の体のリスクもなくなり、子供は増やしたい放題になってしまうかと思います。

今回のニュースでも人の受精卵でも体外で成長させる可能性があるという内容の論文で、実際に人の胚で研究したわけではないようです。

マウスなどを使って最後まで育ってきったのか?というような実例を挙げているわけではなく、そういうシステムを開発したというだけの内容で、すっきりしない内容の記事ではあります。

他にもあった過去の人工子宮ニュース

冒頭で東大の90年代の研究を紹介しましたが、他にも人工子宮が話題になったことがあります。

2017年にはフィラデルフィア小児病院研究所のバイオバッグという人工の羊水で満たされて中で、羊の赤ちゃんが生まれたというのは画像なども結構出回りかなりショッキングでした。

ただこれも人間でいうと23週目にあたる羊の胎児をこのバイオバッグの中で4週間育てて、無事に死なずに出産というか世に出てくることができたという内容になります。

早産で亡くなってしまう子供を救うための研究ということかと思います。

他には2019年にオランダの研究者が人工子宮を作っていて、今後10年以内には世に出すことができるとBBCのニュースで語っています。

これも同じように早産の子供を救うためのものになります。

ただ去年の14日ルールの撤廃、そして今回の中国のニュースを見ていると、少しづつ早産の子を救うというポイントからズレて、最初から人工子宮でという流れにするために少しづつ世間の反応を試しているようにも感じます。

単にテクノロジーの発展の過程と重なっているだけかもしれませんが、いつか人口減少に歯止めが利かなくなった時は、議論せざるを得ない問題であることは間違いないと思います。

人工子宮のニュースに対する世界の反応

ではこのニュースに世界はどんな反応を示しているのでしょう。

日本の反応を見ていると倫理観から中国やっぱりヤバいよねといったものが一般的、漫画で見たことあるとか、最近流行りのジェンダー論に絡めたものまで多種多様ではありますが、ニュースを冷静に見て、ただの培養装置を作っただけでそこまで騒ぐ内容ではないという意見が一番説得力があるように思えました。

海外の反応であった気になるものは以下のとおり。

  • 人工子宮は作れるかもしれないけど、精子を一から作ることはできない。偉大なる俺の精子!
  • これはフェミニストたちの陰謀では?
  • 超低賃金で働かせる奴隷の製造工場になっちゃうんじゃないの?
  • 野郎の腹の中に人工子宮とやらを埋め込んで、私たちがどれだけ苦しいことをしてきているかを味あわせてやるわよ。
  • トランプに止めてもらうしかない。
  • ついでに記憶の転送が可能になって、クローンもOKになれば永遠の命を手に入れるってことじゃない?

 

何か新しい時代に突入している感覚は今を生きる全ての人が感じていることだと思います。

でもそれがなんだかぼんやりしていてわからない。

意外に海外の反応もそれほど秀逸なものを見ることはできませんでした。

また宗教と絡めてくる人もあまりいないのはちょっと意外でした。

宗教観は世界的に薄れてきているのでしょうか。

実際に人工子宮でクローン人間などが生まれきて、目の前に出てこないとどう反応していいのか難しい問題。

まあ現実にそんなクローンさんが現れても思考は停止したままかもしれませんが…

そしていっつも羊なんだから、という声がどこからか聞こえてきます。

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