横山久美トランスジェンダーを告白、アメリカでも称賛の嵐
元日本代表で、現在アメリカのNWSL,ワシントンスピリットに所属する女子サッカー選手の横山久美さんが、突然のトランスジェンダーをカミングアウト。
バイデン大統領まで賛辞を送る大きなニュースになっています。
横山、カミングアウトします https://t.co/hpmQENdoNz @YouTubeより
今回の決断にあたり色んな人に背中を押してもらった。何が正しいかわからないが何事もチャレンジ!
YouTube見てください。
変わらず応援して頂けると嬉しいです。— Kumi Yokoyama/横山 久美 (@yoko10_official) June 19, 2021
まずツイッターでつぶやいているわけですが、詳細は永里優季さんのユーチューブ内でビデオ通話でカミングアウトする形で公になりました。
小さい時から自分の性別に違和感を感じ、スカートをはかされると泣きじゃくっていたという横山さん、髪もずっと短く立ちションまでしていたそうです。
現在27歳の横山さんですが、二十歳の時の胸オペ(胸の除去手術)は済ませているようですが、ホルモン注射などどうするか、サッカー選手としてドーピングなどとの関係で悩んだ時期もあったとか。
今回カミングアウトする直接的なきっかけについて述べているというより、アメリカに来て周囲のLGBTQに対する寛容な社会で生活する中で、変わってきた自身の内情を語っています。
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シアトルのOLレインに所属するレベッカ・クイン選手(カナダ代表)もトランスジェンダーをカミングアウトしており、除去した胸の写真をインスタに上げて話題になっていました。
女子サッカー選手の中にトランスジェンダーの人が多いのも横山さんの決断に少なからず影響は与えているのかと思います。
同じOLレインにいるミーガン・ラピノー選手もトランスジェンダーを告白している一人ですが、彼女は最近アジア人差別をするツイートが暴露され炎上しています。
人種、ジェンダー間での差別問題は本当に複雑化しています。
バイデン大統領が賛辞のツイート?
驚きの事実ですが、ジョーバイデン大統領が6月23日のツイートでカミングアウトした横山さんとフットボール選手のカール・ナシブ選手に対して、これからの子供たちにとって明るい光になると褒め称えています。
To Carl Nassib and Kumi Yokoyama – two prominent, inspiring athletes who came out this week: I’m so proud of your courage. Because of you, countless kids around the world are seeing themselves in a new light today.
— President Biden (@POTUS) June 23, 2021
オリンピックのニュージーランド代表にトランスジェンダーの選手が選ばれたり、フランスの女子ラグビーにトランスジェンダーの元男性 が加入したり、最近この話題に関するニュースが目だってきている印象があります。
トイレの問題や体の構造的な優位性などの問題など、課題はたくさんあると思いますが、新しい時代に突入していくことは間違いないような気がします。
大統領の場合は選挙など、大衆に媚びていかないといけない職業でありますし、このツイートも本人がつぶやいているかはかなり疑問ではありますが、社会的にはインパクトがあったかと思います。
それよりも大統領として、認知症は大丈夫なのかという声が強まりつつあるのでそちらの方が気になります。
日本女子国際サッカースターとワシントンスピリットのフォワード横山久美がトランスジェンダーの男性として日曜日に出場した。 「私は何年にもわたって数人の女性と付き合ったが、私は日本で閉鎖されたままでなければならなかった」とNWSLプレーヤーはインタビューの中で言った。 「日本ではいつも彼氏がいるのかと聞かれますが、ここ(アメリカでは)彼氏か彼女かと聞かれます。 「ガールフレンドが私がクローゼットにとどまる理由がないと言ったとき、それは本当に私に衝撃を与えました。出てくることは私が熱心なことではありませんでしたが、私の人生を考えると、クローゼットで暮らすのは難しいでしょう。勇気が出てきた」と語った。 27歳の横山は、日本のサッカースターの仲間で元チームメイトの永里優季のYouTubeチャンネルに投稿された英語字幕付きのビデオインタビューで発表した。
横山は彼ら/彼らの代名詞を使います。彼らは、米国とドイツの両方に住んでいることが、彼らが出てきて彼らのアイデンティティを明らかにするよう促すのに役立ったと感じたと言った。 横山氏は、20歳のときに乳房組織を切除するために「上部手術」を受けており、プロサッカーを正式に引退すると、性別を確認する手術をさらに行うと述べた。 「最近、「LGBTQ」という言葉が日本で広く知られるようになり、メディアで取り上げられるようになりましたが、私の立場にある人々は私たちの声を上げてそれについて話すことができません」と横山氏は語った。 「日本は小さな国かもしれませんが、私たち全員が一緒に発言すれば、私たちは意識を高めるのを助けることができます。」 自分のツイッターアカウントに投稿された横山へのツイートで、スピリットは横山への支持を表明した。
引用:USA TODAY
アメリカのUSA TODAYでも記事になっているのは珍しいことかと思います。
ただお決まりの日本ダメ、アメリカ進んでる、という書き方には違和感しかありません。
実際横山さんもそんなニュアンスで喋ってはいるのですが、アメリカがなんでも自由、日本は息苦しいというのは、あくまで個人の意見で、社会全体で見れば日本の方が寛容な部分も安全面でもアメリカの数段上を行っているような気もします。
その人のフィーリングがどちらが合うかの問題な気はします。
アメリカのLGBTQをとりまく空気が嫌で日本に来る人もいれば、その逆でアメリカに行く日本人もいるわけで、社会としてどちらが自分に合っているかの問題のような気もします。
フランス人のトランスジェンダーの男性のインタビューも興味深かったので参考までに載せておきます。
LGBTQ系の人と左翼系の人がタッグを組んでいる感じが最近のメディアでの特徴な気もしますし、ちょっときな臭い感じもします。
科学者の武田邦彦先生がおっしゃっていた、トランスジェンダーになる前の科学的なアプローチの研究も必要な気はします。
お母さんが妊娠中のテストステロンの分泌量に原因があるそうです。
今後このトランスジェンダー問題はいろんなメディアで取り上げていくトピックだと思います。